兵庫県いなみ野学園
いなみ野学園では、コロナ禍での制限がなくなり学園活動にも賑わいが戻ってまいりました。
そこで改めてコロナ禍を振り返えると、非接触・非対面の生活様式の実践から、電子決済、オンライン会議等のデジタル技術の活用が急速に進み、ネット上で様々なサービスが提供される“デジタル経済”の進展や、リモートワークやワーケーションなど働き方が変化する中、生きがいや健康に楽しく生きることへの志向が高まり、日常生活や経済活動に変化が見られます。
また、国際情勢の悪化はエネルギーや食料価格に波及し私たちの生活を直撃しています。世界規模での気候変動も深刻で、昨夏は気象庁が観測を始めて百年余で最も暑い夏となり、深刻な健康被害や食料供給に影響が出ています。
このように、私たちを取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、人生百年が現実になった今こそ、人生の新たなステージを充実したものにするため“今”という時代を正確に捉え、新たな時代を様々な視点で学ぶこと”が必要だと実感いたします。その上で、生きがいや夢を持ち続け多くの人との交流の中で、自分らしく日々の活動に取り組んでいただきたいと思います。
学園では、ビニールハウスの建て替えや陶芸窯の更新など設備の充実を図りました。緑豊かなキャンパスで、四季折々の変化を感じながら楽しく充実したキャンパスライフを送って参りましょう。
兵庫県いなみ野学園 学園長
学園へのアクセス
(徒歩)
JR東加古川駅北側出口から徒歩約15分
(車)
加古川バイパス加古川東出口から約5分
(タクシー)
JR東加古川駅北側出口から乗車、約5分
(バス)
往路:山陽別府駅発8:25 JR東加古川駅南側発8:40 → 県農前着8:46
復路:県農前発15:18 JR東加古川駅南側発15:30 → 山陽別府駅着15:40
学園のあゆみ
昭和44年 6月13日 |
兵庫県いなみ野学園(1年制)開設 |
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昭和47年 4月1日 |
4年制に変更 |
昭和52年 4月1日 |
指導者養成講座(2年制大学院)開設 |
昭和62年 4月1日 |
指導者養成講座(2年制大学院)を地域活動指導者養成講座 (2年制)に改組 |
平成11年 11月19日 |
いなみ野宣言 |
平成18年 4月1日 |
大学院(2年制)開設 |
平成23年 4月1日 |
大学院に地域活動コースを開設 |
平成24年 3月31日 |
地域活動指導者養成講座(2年制)廃止 |
平成27年 1月25日 |
地域活動支援センター開設 |
令和元年 6月13日 |
いなみ野学園創立50周年(記念大会7月5日) |
いな野宣言
ここいなみ野学園に集う私たちは、本年を「国際高齢者年」とする国連決議及び高齢者のための国連原則「自立、参加、ケア、自己実現、尊厳」を認識し、「すべての世代のための社会をめざして」意識改革と社会参加及び世代間の交流を図り、共生の精神を高揚させ、希望あふれる21世紀に向けて、次の宣言を行います。
- 1 高齢期に対する自己及び社会一般の意識改革に努めます。
- 高齢期に見られる消極的で固定的な意識を改革するため、積極的に多世代との交流を深め、信頼と尊厳を得るよう、夢や生きがいを持って行動します。
- 2 心身ともに健康で、自立した生活づくりに努めます。
- スポーツや食生活の改善を積極的に行い、自他ともに身体的、精神的に自立する健康な生活づくりに努めます。
- 3 新たな自己発見、自己実現をめざし、社会に貢献するよう努めます。
- 生涯を通じて学ぶ喜びを持ち続け、自己の可能性を発見し、自己実現に努めながら、地域の文化、伝統を大切にし、永年にわたって身につけた知恵と経験を生かして新しい社会の創造に努めます。
- 4 地域の人と自然との共生に努めます。
- 地域の人々との絆を深め、すべての世代が共生する優しい社会づくりと、美しい自然に恵まれた環境づくりに努めます。
- 5 英知を集め、21世紀へ夢と希望をもって行動します。
- 平和、平等、人権、地球環境など広く国内外の課題に目を向け、生き生きとした21世紀ビジョンを抱き、夢と希望の灯を高く掲げて行動します。
1999年11月19日
兵庫県いなみ野学園
兵庫県高齢者放送大学