ふるさとひょうご創生塾は、令和５年３月、第25期生の卒塾をもって閉塾となりました。
  阪神・淡路大震災後の創造的復興のためには、県民の互いに支え合う主体的な地域づくり活動のすそ野を広げることが何にもまして重要であり、そのためには中核となるリーダーの育成が欠かせない、とのことから平成８年に開塾されました。
  これまでに、第25期、630人の卒塾生を輩出してきました。その多くの皆さんは、県内各地域、各分野で活躍されており、ふるさとひょうご創生塾は兵庫県の地域づくりに少なからず貢献してきました。
  ただ、時代の変化とともに、県域での地域づくり人材の学び場である当創生塾への減少傾向が年々顕著となってきました。一方で、分野別の人材育成の場や、市町での地域づくりの学びの場が充実してきている状況もあり、当創生塾を閉塾することとしました。２５期にわたる事業に幕を閉じることは誠に残念であり、多くの卒塾生から惜しむ声をいただきましたが、ご理解をいただきたいと思います。
  高齢化と人口減少が急速に進む中にあっても、地域が活力を持ち続けていくためには、これまで以上に地域づくりの重要性が増しています。それだけに、地域づくりを体系的に学んだふるさとひょうご創生塾の卒塾生は貴重な人材です。卒塾生の皆さんは今後とも勇気と自信を持って地域づくりに挑戦してもらいたいと思います。

  最後に25期にわたり創生塾を支えていただいた企画運営委員、チーム講師、多くの講師陣、そして関係者の皆様に、衷心よりお礼を申し上げます。