第92回「介護者のつどい」 日時:平成30年3月2日 (金)13:30~15:30 場所:阪神シニアカレッジ 参加者:18名 (内訳 リピーター15名、サポート会員3名) 1.家では良く食べるが、大規模施設のデイサービスを利用すると食欲がないとの事。小規模の施設に行くと美味しいと言って良く食べるそうです。どうも、大規模施設は機械的な対応になるが、小規模だと食事時、症状の軽い利用者が、折に触れ介助してくれるので、家族的な雰囲気が良いのかなと語られた。久し振りに来られた参加者が、別の男性介護者に「最初の頃の表情と比べ、今日は随分明るくなった様に思うけど何か有りましたか?」と質問された。その男性介護者からは、「介護される側のペースに合わせる様にすると、本人も自分も随分楽になった」との事でした。 2.自分が仕事等で対応出来ないときは、シルバー人材センターに見守り・話し相手をお願いしている。その間自分の仕事をしたり、息抜きしたりしていたとの事でした。その他、排尿・排便を出来るだけトイレでさせようと思うが連れて行くのが大変。参加者から、快適(脱臭、洗浄、温便座等)な部屋便器があり、レンタル可能という情報提供がありました。他にも辛いはずの介護も、経験者同志で話し合うと、楽しい話題になり皆で笑い合い、朗らかな一時になりました。 |
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第91回「介護者のつどい」 日時:平成30年2月2日 (金)13:30~15:30 場所:阪神シニアカレッジ 参加者:16名 参加者の内訳は、新規4名、リピーター9名、サポート会員2名、ケアマネさんです。 1.80歳代の元気な方で、介護認定になればどんなメリットがあるか知りたくて参加されました。 2.ご主人を介護中の方は、同様な介護者の方の話しが聞きたくて参加され、他の参加者の男性から介護中の大変さも含め、状況を説明されました。また長期間続くので、自身の体力の限界を感じる様になり、どのタイミングで施設入所するか考え中との事。また、ご近所の支援で助かった経験もお話されました。同居でも無い限り、「遠くの身内より近くの他人」が大切との事でした。 3.新規の御親戚を家族で介護・介助している方は、子供の頃から介護・介助が特別の事とは感じていないようです。ご本人は介護施設が必要な方に、希望/条件等を聞き紹介する仕事をしているそうです。 4.リピーターのお一人は、母を兄が介護してきたが、体力的にも辛そうなので、「介護退職」して変わられたそうですが、同様に個人に負担がかかる様です。 少子高齢化で核家族化の現状を考えると、地域での「支え合い」・「互助協助」の必要性を益々感じます。 |
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第90回「介護者のつどい」 日時:平成30年1月12日 (金)13:30~15:30 場所:阪神シニアカレッジ 参加者:25名 認知症の理解と関わり方を学ぶため、講師を笹原・鈴原地域包括支援センターの方にお願いしました。 内容は、1)認知症の3つの型(アルツハイマー型、レビ-小体型、血管性)についての特徴と症状。 2)現状では完治出来ない認知症への対策は予防、早期発見、早期治療の重要性。 3)予防法の1つ「しゃきしゃき体操」(2つの事を同時にする、デュアルタスク、脳の活性化)を皆で体験。 4)認知症者への対応は3つの「ない」(驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない)を基本に7つのポイント(下記)を心掛けること。①まずは見守る、②余裕を持って対応、③声がけは1人で、④後ろから声をかけない、⑤目線を合わせて優しい口調で、⑥おだやかに、はっきりとした話し方で、⑦相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応。 5)一通り講義を聴き終わって、席近くの方と感想や対応の仕方について話し合いました。 今回のミニ講座は「認知症サポーター養成講座」の形をとりましたが、認知症者の介護者にとっても冷静に対応すべき重要なポイントもあり参考にして頂けたと思います。 |
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第89回「介護者のつどい」 日時:平成29年12月1日 (金)13:30~15:30 場所:阪神シニアカレッジ 参加者:19名 介護中の母は、近所からは「痴呆」と見られていない。仕事で帰宅が遅くなる時心配であったが、実情を近所に伝えると、近隣の方が気を付けてくれる様になり、助かっているとの事。 家族、親族で介護をする場合でも何故か特定の人に集中する。介護をしない人ほど口出しするが、交代を申出るとそのまま離れていく。参加者の多くが「あるある」と同意されていた。 後見制度を利用して後見人が途中から入ると、感情的な部分も含めて上手くいかない場合もあるので、事前準備は大切と、行政書士さんから経験を踏まえてアドバイスがありました。介護法の改定により、より自宅介護、地域介護が増えてくるので他人事でなく、自身の目前の問題として考える必要があります。「地獄の沙汰も金次第」の様な社会にならないことを願っています。 |
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第88回「介護者のつどい」 日時:平成29年11月10日 (金)13:30~15:30 場所:阪神シニアカレッジ 参加者:22名 その① 母親を介護している男性介護者から母親の聴力が落ちてきたのを感じ、補聴器や評判の良い耳鼻科の情報を求めておられました。特にお医者さんに付いては、ご自身の経験から出来るだけ、お年寄りに上手く接してくれるお医者さんを探していたようです。補聴器については、別の参加者からご自身の経験も踏まえながら情報提供がありましたが、まずは耳の状態をしっかり診てもらうことが必要の様です。別の方からは、耳鼻科の医院の紹介がありました。 その② 男性介護者から最近、ご自分の体調が良くないとのことで、複数の参加者から介護している奥さんのショートステイの利用を勧められました。奥さんは、行くのを嫌がるとの事でしたが、ケアマネさんからも「まずは自分の体調を考える必要がある」と強く言われました。「いくら嫌がっても介護者が倒れたら後は誰がみるのか」と諭されていました。新規に来られた、ご主人を介護されている80才の奥さんが、ショートステイに行ってもらって随分楽になったと言っておられました。他の男性介護者も奥さんがショートステイに行っている状況にあるようですが、色々話して行く中で、男性はどちらかと言うとご自身が寂しく感じるのもあるのでは?とのお話が出ました。 その③ 「女性は割り切りが出来る」が、男性には何処かに「好きな様にさせて上げたい」という思いがあるようです。そうした話しの中で、最近介護されていたご主人を亡くされた奥さんが、「居ないと帰ってくるでは、寂しさが違う」とぽつりと言われたのも印象的でした。「奥さんの介護」という同じ様な状況の男性介護者同士がそれぞれの介護状況の話しを聞いて「また頑張ろうと思える」と言っていただけました。当つどい場が少しでもお役に立てていることを実感出来た瞬間でもありました。「介護のつらさ」と「家族への愛」が、ない交ぜになりながら頑張っておられる一面をうかがえる話し合いでもありました。 |
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