ハイキング同好会

 
平成27年6月25日 灘浜(HAT神戸)ハイキング


コース:阪急王子公園駅→神戸文学館→岩屋公園→敏馬(ミヌメ)神社→兵庫県立美術館→人と防災未来センター→阪急春日野道駅


参加者:男性6


梅雨時で雨が心配でしたが、当日は晴天に恵まれ、王子公園駅10時に集合し、王子動物園の南側道路を西進、神戸文学館へ向かう。
この地は関西学院大学・神戸女子大学開学の場所で、両大学はその後西宮へ移転した。
神戸文学館は昔の関西学院のチャペルで、広大瀟洒(しょうしゃ)なレンガ造りの建物。
館内には神戸ゆかりの作家の文学資料や愛用の品、その当時の神戸の街の様子や出来事の写真等が展示されていた。神戸文化館から左折、灘浜に向かう。途中阪神電車の軌道に沿って東へ進む。

やがて阪神淡路大震災10年記念碑のある岩屋公園に着く。背の高い樟の並木や藤棚があり、さわやかな涼風が暑さを和らげる心地がした。

10分ほど休憩後右左に迂回後国道2号線へ出て西進すると敏馬(みぬめ)神社に着いた。
車の騒音を背に石段を上がって境内に入ると、途端に静寂となり、境内の周囲は欅(けやき)の大木に囲まれ木陰は涼しく暑さを忘れる程であった。祭神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、熊野大神(くまのおおかみ)の三柱だが、「みぬめ」の名称は元の祭神「みずはのめのかみ(水の神様)」から生まれたと言われている。

敏馬神社を出てさらに南進、HAT神戸を経てユニークな橋脚を持つ板敷の橋を渡り摩耶海岸通公園に至る。海側には摩耶ふ頭、摩耶大橋、引き船に引かれて波を蹴りたてる艀(はしけ)が見られた。

さらに西進、兵庫県立美術館に着いた。
このアート感覚一杯の美術館は安藤忠雄の設計で、収蔵作品は約7千点、特に近代以降の多彩な彫刻・版画、現代美術、郷土ゆかりの美術品が収蔵されている。

建物の外で昼食休憩をした。昼食後さらに西進、人と防災未来センターに着き入館した。
阪神・淡路大震災の記録・画像が集められ防災未来館では大型映像による震災発生により崩壊していくビルや高速道路・住宅の火災の惨状等が再現されていた。
また震災からの復興をたどる映像や展示等が見られた。

退館後一路阪急春日野道駅に向かう。途中駅前商店街の飲み屋でビールで乾杯、駅で解散し、本日のハイキングを終えた。炎暑とは言え、沿道の並木と浜風にさわやかな一日であった。