2014年11月20日(木)宇治十帖ハイキング 参加人数 … 男性6名 予定コース… 京阪淀屋橋駅→三室戸駅→三室戸寺→かげろう石→源氏物語ミュージアム→宇治上神社→宇治神社→宿木の碑→平等院→京阪宇治駅 本日のコースは源氏物語全五十四帖の最後、宇治十帖の世界の散策です。珍しく現地集合ではなく9時20分に淀屋橋駅に集まりました。 挨拶後、一同は京阪電車の新型特急ダブルデッカー車の2階席に陣取り、童心に返ったように何か楽しそうです。 また、目線の違いか車窓の景色もいつもと違って見えます。 中書島駅で乗り換えて約1時間で三室戸駅に着きました。ここからスタートです。 先ずは西国霊場10番札所の三室戸(みむろど)寺です。 10月に高取山へ行ったときも、西国霊場6番札所の壺阪寺へお参りしました。歳のせいかお寺詣での多いハイキングです。ぶつぶつ言いながらも歩き始めると、朝方の冷え込みも嘘のように暑いくらいです。三室戸寺、札所だけあって団体の参拝客も多く見受けられます。 全行程フラットなのですが、この本堂への300段の階段が唯一の登りです。すると高台から見る庭がとても美しいです。紅葉にはまだ少し早かったのですが、つつじや紫陽花などが沢山植栽されていて、季節ごとに人々を楽しませてくれることでしょう。 この後、かげろう石から源氏物語ミュージアムへと向かいましたが、道標は道路に埋め込まれており、下を見ながらの行程です。とはいえ、平等院までそんなに広くはない地域にギュッと詰められているようで、隣から隣といった感じで歩いて行けます。ですから午前中で行程の大部分を消化して平等院を残すのみとなりました。 塔の島でゆっくりと昼食を取り13時過ぎに平等院に向かいました。 楽勝と思われた行程、ここに大番狂わせが待ち構えていました。平等院の門前に鳳凰堂の拝観が2時間半待ちの看板が掲げられていたのです。 係の人に確認しても間違いないとのことです。修復が終わったばかりの鳳凰堂が迎える最初の秋、絶好の天気、どれをとっても無理からぬことですが、少し計画が甘かったと反省しきりです。検討の末、鳳凰堂は外部から遥拝することとし、少しコースを変更して、天ヶ瀬のつり橋まで足を伸ばすこととしました。 漸くハイキングらしくなってきました。宇治川に沿って天ヶ瀬まで歩きます。 こちらの方まではさすがに観光客はいません。つり橋を通って対岸へ渡ります。森蔭の径といった感じです。ちょうどいい森林浴です。やがて興聖寺の門前に至ります。 曹洞宗の禅寺です。本堂は桃山城の遺構と伝えられているそうです。一同、拝観後、京阪電車宇治駅へ向かいました。 メインの鳳凰堂の拝観はできませんでしたが、秋の一日、天候にも恵まれ源氏物語の世界に浸ることができました。 |
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