2014年10月23日(木)高取山ハイキング 参加人数 … 男性2名・女性2名 予定コース… 近鉄壺阪山駅⇒宗泉寺⇒高取山⇒壺阪寺⇒近鉄壺阪山駅 心配された夜来の雨も明け方にはすっかり上がって、抜けるような秋晴れです。本日のコースは標高583mの高取山へ登り、帰路は西国霊場6番札所の壺阪寺を巡るものです。 高取山と云っても山全体がお城です。城マニアなら一度は行ってみたい城址です。 周囲30㎞もあるとてつもなく大きな、日本一の山城と云われている高取城の城址です。 電車の乗客の多くは一つ手前の明香村で降りてしまい、壺阪山まで来る人は少ないです。 駅を出るとそこはもう中世にタイムスリップした感じがします。 お城へ続く街道の両側は、武家屋敷や長屋門など城下町そのままです。 また、明治の廃藩置県と共に取り壊された城門なども民家や公園などに移築されており往時の重厚さがが偲ばれます。町の散策を楽しみながら大手筋を進むと、道が徐々に登りになって黒門跡に到着します。 ここからが城内になり本丸まで標高差390mあります。当時の侍たちは腰に刀を差して城勤のためこの山道を登ったのかと思うとサラリーマンの悲哀を感じます。 途中、城主植村氏の菩提寺宗泉寺で休憩し、更に歩を進めると、城門や櫓跡の苔生した石垣が迫ってきます。 途中の坂道には七曲りや一升坂といった名前が付けられています。なるほどと素直に納得できます。 13時頃ようやく天守台跡に到着しました。西には二上山、葛城山、金剛山、南に下がって吉野山、その奥に大峰山、大台の山々がくっきりと望めます。 なんと贅沢な壮大な景色なことか。 一同、感動することしきりです。 ここで昼食を取り、暫しの散策後、壺阪口から下山しました。 下りだけの道ですが、こちらには岩肌に彫られた五百羅漢の仏様や壺阪寺があります。 また、浄瑠璃壺阪霊験記に出てくるお里・沢一を祀った信楽寺もあって時間を掛けて歩きました。 秋の太陽が傾きかけた16時ごろに壺阪山駅に到着しました。 整備されるともう少し楽に登れるのでしょうけれど、整備されていないがため人々を拒み、自然を保っているのでしょう。 自然の雄大さ、城址のスケールの大きさに感動の一日でした。 また近くには、壁画で有名なキトラ古墳もあります。 |
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