ハイキング同好会

  

2014327日(木)矢田丘陵ハイキング

参加人数 … 男性6名・女性3名

予定コース… 近鉄郡山駅⇒奈良交通矢田寺前⇒矢田寺⇒東明寺⇒子ども交流館⇒矢田山頂上展望台⇒国見台展望台⇒松尾寺⇒法隆寺⇒JR法隆寺駅

ことさら、寒さの厳しかったこの冬も漸く終わりを告げ、春がやってきました。春とい

ばハイキングです。長い冬眠から覚めた今年最初のハイキングです。前日の26日は雨が一日中降り続き、実施が心配されました。その雨も明け方には上がり、何とか実施できる天気となりました。午前中はどんよりとして肌寒さも感じましたが、午後からは春の日差しが眩いぐらいの絶好の天候となりました。
今回のルートは生駒山の東側、南北に横たわる矢田丘陵です。丘陵の北、矢田寺から南下し斑鳩の里、法隆寺までの縦走です。

 午前1015分、近鉄郡山駅に集合した老若男女9名、まずバスで矢田寺へと向かいました。矢田寺は紫陽花寺として有名ですが、この時期はシーズンオフで、バスも12本しかありません。

 矢田寺到着後、人影もまばらな本堂にてお参りをすませ、最初の目的地、矢田山山頂を目指して出発しました。外周を大廻りするコースを取ったため3km程長くなりましたが、東明寺や子ども交流館等に立ち寄れました。昨日の雨で道は所々でぬかるんでいますが、看板や道標の設置など全体として良く整備されています。日当たりの良い斜面にはつくしやわらびがニョキニョキと頭を出し、森のあちこちでは、鶯が上手な鳴き声で迎えてくれます。桜はまだ少し早いようですが、梅の花や桃の花、椿の花がまだ残っています。矢田山山頂は雑木で囲まれているため展望がほとんどありません。展望塔に上ってかろうじて西側の街並みが望める位です。

ここから次に松尾寺を目指して歩を進めますが、その途中の国見台からは若草山や郡山、天理、桜井の街並みが一望できます。さらに大和三山も春霞の中に見えます。そして、厄除けの寺、松尾寺に着いたのは15時半頃、予定よりも大幅に遅れをとっています。

 小休止の後、法隆寺へと向かいました。ここからの道は下りの一本道です。ゴルフ場の中を抜けるとそこからは舗装路に変わり、やがて集落の屋根越しに法隆寺の五重塔が見えてきます。築地塀、青空に五重塔、何かほっとするような景色です。16時過ぎの到着となりました。境内は人の波も引いて落着いた佇まいです。
 
悠久の歴史の流れに思いを馳せながらも一路JR法隆寺駅へと向かいました。ちょっと欲張った企画でしたが、早春の一日を心ゆくまで堪能しました。