ハイキング同好会

2013年4月4日(木)夙川の花見と西宮
街中ウオ−キング

参加人数 ・・・男性5名・女性3

予定コース・・・夙川の花見散策→片鉾池→西宮砲台→酒ミュージアム→宮水発祥の地碑→西宮神社


 絶好のお花見日和のもと、午前10時阪急苦楽園口に集合、晴天で涼風が爽やかに頬をなでていく中、満開のさくら並木を愛でながら夙川を南に向かって歩く。見上げれば、桜の花のトンネル、川面に目を落とせば見事な錦鯉がゆったり泳いでいる。川べりの広場では、ブルーシートが敷かれ、桜の花見ならではの光景がいたる所で見られた。

 

 満開の桜のトンネルをくぐり抜け土手の上にあがり満開の桜を見下ろしながら少し歩き夙川公園の中にある片鉾池についた。片鉾池の東屋でしばし休憩し対岸の桜の景色を楽しむ、池に目を落とすと錦鯉の他1m近くある鯉が泳いでいた。

 片鉾池を出てさらに景色を堪能しながら歩を進める、阪急夙川駅付近まで行くと人も多くなり平日にもかかわらず花見を目的にしたシニアのグループの方々と会ったり、青い大きなシートを挽き、席とりをしている若い人等、花見らしい雰囲気を醸し出していた。

 更に夙川オアシス道路を南下して行くと純白の小さな花をつけたユキヤナギ、花芽が膨らんだフジ、小さな新葉が出だしたケヤキなど、「春」 本番の景色が見られた。河口付近ではユリカモメが我々一行を出迎えるように優雅に飛んでいた。

 11時半頃に次の訪問地である西宮砲台についた。この砲台は幕末のころ、国防不安を感じた江戸幕府が築いたもので完成をみたのは慶応2年(1866年)であった当時は石造三層であったが、昭和49~50年にかけて鉄骨で補強したあと外装してある為、幕末の時代の建物とは思えない建物となっていた。民家のないところに立っているに保存状態は良かった。

 砲台の近くの砂浜で浜風を受けながら全員ゆったりと昼食を取り、メンバーお互いの差し入れのおやつを食べながらのんびりした時をすごした。

 1時間あまり食事休憩を取ったあと西宮マリーナの前を通り次の見学先である酒ミュージアムに向かった。

 酒ミュージアム(正式には白鹿記念酒造博物館・酒造館)では、清酒「白鹿」の醸造元である辰馬本家酒造株式会社(創業1662年)の収蔵する醸造用具、桶、樽づくり用具、窯場遺構、槽場遺構等を見学し感銘した。又同博物館では「笹部さくらコレクション展」が併設されており江戸の桜狂画家の掛け軸を多数観覧することができた。

 次に博物館をあとにし「宮水発祥之地碑」を見に行く、そこには5m程の石柱が立っており「宮水発祥之地」の文字が刻まれていた。どんな方が管理されているか分からないが周りの生垣もきれいに手入れされていた。(日本名水100選に選ばれる西宮の名水は、略して宮水とよばれている)周りには酒造会社(白鹿・日本盛・金鹿・大関・沢の鶴・多聞)が点在していた。

 最後に福の神として崇敬されているえびす様をおまつりする神社の総本社である西宮神社にお参りし本日の街中ハイキングを締めくくる。

                                  (W記)