2013年3月28日(木)小塩山ハイキング 参加人数 … 男子5名・女子1名 予定コース… 阪急電鉄 山頂⇒順和天皇陵⇒正法寺⇒南春日⇒東向日駅 本年最初の活動は洛西の小塩山(おしおやま)です。 標高642m、行程8km。前日よりの雨、実施を危ぶむが天気情報を信じて決行することに。 午前9時、阪急東向日駅に集合。 今回のメンバーは6歳から82歳まで、かなり若返りました。 早速、1時間に1本しかないバスで、登山口に近い南春日まで行く。西方、山頂付近に針が突き刺さったよう山が小塩山です。 まだ霧雨が降り続き、靄がかかっている。 一同、雨装束に身をまとい南ルートの金蔵寺を目指して進むことにした。 洛西と云えば「たけのこ」。何とのどかな竹林の里にも高速道路が延びてきており間も無く開通、名神高速と接続するとのことです。 そんな工事現場を横にして進み、やがて人家も途切れ、竹林の間に歩を取りながらも高度が上がっていくのを感じます。結構急勾配です。 この山は殆んど展望が開けず、時折木々の隙間から僅かに京都の街が望める程度です。 11時20分、金蔵寺へ到着。徳川幕府五代将軍綱吉の生母、桂昌院縁の寺だけあって、門構え、本堂への階段も立派なものです。 秋にはとても美しい紅葉がみられることでしょう。 ここで少々早いがこの先雨を避ける場所もなさそうなので本堂の軒先をお借りして昼食にしました。 12時、金蔵寺の鐘の音に背中を押されるように山頂へ向け歩を進めました。 登ること約1時間で山頂へ着きました。 下界から見えた針は、頂上付近にあるNHK、NTT、大阪ガスや国交省等々の送信用、中継用のアンテナや鉄塔でした。 そして、少し下がった所に淳和天皇の御陵があり、お参りさせていただきました。 淳和天皇は桓武天皇の皇子で歴代天皇の内、唯一遺言を以って亡骸を火葬にし、その灰は小高き丘より散じさせた天皇と云われています。 その小高き丘が小塩山かどうかは定かではありませんが、何か人生を考えさせられるものがあります。 この頃ようやく雨も上がり、正法寺に向かって下山です。登りではそれ程気にならなかったのですが、この登山道、結構荒れています。 登山道というより雨水が山肌を削り取った道と云った方がよい位えぐれている。 石の上には何層にも木の葉が積もり、さらに雨で濡れていてよく滑る。 足場を固めるためグッと力を入れる。 きっと明後日は筋肉痛で身動きが取れないことでしょう。 3時半に正法寺に到着しました。 境内には桜の花が咲き始めていましたが、まだ梅の花が咲き誇っています。手入れの行き届いた立派な寺院です。 予定ではこの後、花の寺といわれる勝持寺へ行くことになっていましたが、バスの時間もあり今回はここまでとして岐路につくことにしました。 天気の良い日、改めて訪れてみたくなる静かな里でした。 |
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