2012年4月12日(木)旧福知山線廃線跡ハイキング 参加人数 … 男子4名・女子1名 予定コース… JR 前日は雨、そして翌13日も午後から雨、そんな間の12日雲ひとつない晴天です。おまけにとても暖かいです。世の中桜は満開、春爛漫です。これ以上のハイキング日和は有りません。 そんな中、今回は旧福知山線廃線跡を生瀬から武田尾まで歩きました。 途中、桜の園、大峰山へ立寄ろうという計画です。 9時30分JR福知山線生瀬駅に集合しました。 本日のルートや注意事項を確認して出発しました。 生瀬から入ると国道176号線の拡幅工事のため廃線跡への入口が分かり難くなっていますが、歯科医院を目標に176号線沿いを歩きました。 30分程で目標の歯科医院が見えてきました。国道を横断、武庫川方向へと下っていきました。ピッタリです。 廃線跡の一条の道が見えてきました。 昨日の雨で武庫川は、水量を増加させ轟音を立て岩にぶつかり、奔流となっています。吸い込まれそうな感じがします。 そんな武庫川渓谷の山腹を数メートル切り開いて鉄路が敷かれたのです。 そんなに遠くない昔、D51が黒煙を吐きながら往来したのです。 自然のすごさ、人間の偉大さに思いを馳せずにはおれません。 世界遺産に登録したい位です。 しかし、間もなく興ざめなJRの看板「怪我をしても責任の限りにあらず」が見えます。 いつまでこの廃線跡を通れるのか寂しい限りです。 鶯の鳴き声が聞こえます。対岸には桜の花が咲いています。 抜け通るような青い空です。なんと長閑なことか。 やがて、北山第一トンネルに差し掛かります。トンネルは川に沿って掘られているためか曲がっています。 少し中へ入るともう漆黒の闇です。懐中電灯の灯りを頼りに歩を進めます。一人では不気味です。枕木の残って居る所、バラスだけのところとまちまちです。湧水による水溜りもあります。 天井からも水滴がぽたぽたと落ちてきます。これらを避けるように歩幅を合わせて進みます。 武田尾までこんなトンネルが6本と足の竦むような鉄橋がひとつあります。全行程を知らないと途中で引き返したくなるくらいです。 4本目のトンネルを抜けると、桜の園から大峰山への登山口があり、そこから大峰山へ登りました。 林間広場辺りで昼食にしました。食事後13時ごろの出発ですが、登山道が整備されているのはこの辺りまで。 ここから山頂までは展望のない雑木林の中を約1時間ひたすらの登りです。 頂上かなと思ったさらに先に552メートルの三角点がありました。 小休憩後、同じ道を下りました。登りには気付かなかったが結構な勾配です。 登山口まで戻り、残り2本のトンネルを通って武田尾駅に向いました。 途中、旧武田尾駅前の「さくらや」で反省会を持ちました。 山肌に夕日が当たり、その照り返しの中を武庫川が滔滔と流れとても美しいです。 いつまでこの廃線跡を通れるのか分かりませんが、また紅葉の頃訪れたいものです。 (I記) |
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