ハイキング同好会

201238日(木)能勢妙見山ハイキング


参加人数 … 男性4名・女性2名

予定コース… 能勢電鉄妙見口⇒上杉尾根⇒妙見⇒大堂越⇒能勢電鉄妙見口

 「春は名のみの鳥の声」といった能勢黒川の里です。数日来の雨も上がって薄日のさす天気の下、標高660mの妙見山を目差します。

 午前10時能勢電鉄妙見口駅に集合、待合室はよく暖房が効いています。
出発前の打ち合せで、ケーブルカーの営業開始が3月17日からなので、登りは「上杉尾根ルート」、下りは「新滝道ルート」とすることにしました。

 さて出発となりますが、道中、民家や道端のいたるところに青竹を斜めに切って、その中にかぐや姫のように紙などで作った雛人形が飾られていました。静かな山里の春のお祝いです。町の人の話では43日旧暦の桃の節句まで飾っておくそうです。

 お雛様を見ながら15分ほどで国道477号線にぶつかり、いよいよ上杉尾根ルートの登山口です。尾根に出るまで標高差500mほどは一気の登りです。景色の展望もなく、連日の雨で足元の悪さも加わって結構きついです。
休憩回数を多くしながら登りました。そんな中、下山中のハイカーから、「新滝道ルートは雨による崖崩れで道が無くなっている」との情報も伝えられました。

 1時間少々で八丁茶屋跡に到着、尾根に出ました。川西の街や六甲山系、黒川の里山などが一望できます。
小休止後だらだらした尾根を進み、頂上下の最後の急坂を這い上がり大鳥居に到着しました。丁度12時でした。

 ここで、お弁当を食べることにしました。大阪と兵庫の県境となっている妙見山山門をくぐってお参りを済ませ、御朱印や御神水を頂いたりと思い思いのひと時です。この同好会、齢のせいか神社仏閣詣が多いです。それともこの国のいたる所に神社仏閣があるのでしょうか。そうこうする内に下山の時刻となりました。

 山頂のあちこちに「新滝道ルート」危険の貼紙があります。同じ道を下りるのも面白くないので、少し距離は長くなるのですが「大堂越ルート」で下山することにしました。冬枯れで笹薮は枯れており、夏場に比べれば歩きやすいのですが、このルートも雨の影響で結構ぬかるんでいます。ズルズル滑るし、道も削られて沢を歩く所も多々ありました。靴やズボンの裾は泥だらけ。あまり視界も開けず薄暗いせいか、みなさん口数が少なくなり、ただ黙々と歩くといった感じです。
ようやくケーブルカーの鉄塔が見え、程なく黒川駅に到着したときはほっとした感じです。
 妙見口前のお店で反省会を開いて15時30分解散しました。
 ケーブルカーの保線の方の話では、下界の桜が散る頃この山の桜が咲くそうです。
 そのころもう一度来て見たいものです。

                                              I 記